山林GIS
GPS測量とGPSレンタルで山林境界保全図を作成する
「山林境界保全図を簡単に作成できます」
山林境界保全図の作成を専門家(測量士)さんに依頼しますと、1ha(町歩)で50万円以上かかります。もちろん、誤差は数センチですが。
山林の境界を記録するだけでしたら、誤差は5m程度でも問題は無いと思います。
GPSレシーバーを使い、一日で測量できる面積は、山林の傾斜や境界の状況により変わりますが、約20ha程度です。
作成した境界保全図のサンプルは=>こちら
GPS測量の方法は、私どもが現地に入り測量する方法と、
「GPSレンタル&山林地図作成」の2つです。
これはGPSレシーバーをお貸ししますので、お客様が現地でGPS測量を行い、機械をお返しいただきますと、山林境界保全図及び測量成果を私どもで作成しまして、お送りするものです。
現地測量(GPS測量)
★山林の受託管理 (境界管理は全ておまかせ)
★パソコンや機械が苦手な方
★現地測量は、近畿圏内といたします。
私どもが現地にGPSレシーバーを持ち込み、境界のGPS測量と山林境界保全図やデータの作成をいたします。もちろん、施業のアドバイスも無料でいたします。
- 精密測量 (誤差1m) 5万円/1日
(但し間伐作業と合わせてご注文頂いた場合は、3万円/日)- 高性能GPS Giodeを使用します。
- 一日でGPS測量可能な面積は、簡易測量と同じ約20ha(町歩)が目安です。
- 森林計画図をGPSレシーバーにセットできますので、不明山林の捜索に便利です。
>料金はこちら
簡単山林GISシステム・マニュアル
★発売を中止いたしました。
諸々の理由によりまして、発売を中止いたしました。
ご予約頂きました皆様方には、大変申し訳ございません。
2010.6.7
GPSの知識
GPSってなに?
GPSは、Global Positioning System(全地球測位システム)の意味です。近年、カーナビゲーション(通称:カーナビ)でよく知られています。

人工衛星の電波が受信出来る所であれば、どこでも緯度経度(絶対位置)が分かります。このGPSを山に応用する事により、境界を確実に管理できます。
一度測量すれば、何年後でも確実に再現出来ます。(人間の管理だけでは、勘違い等のミスがあります)

目的地を決めてナビゲーション(案内)もありますので、林道から遠い山でも容易に現地に到着できます。
また、概算面積計算も出来ますので、施業計画等の参考になります。
さらに、作業道等の計画にも応用でき、図面で計画した路線を現地で確認、または、その反対で現地で計画した路線を図面に作図できます。

MSAS(SBAS) の補正システムについて
通常のGPS衛星からの信号に加えて、静止衛星による補正電波を受信し、測位精度を向上させるためのシステムです。
測位精度は、10〜15m → 1〜5mと飛躍的に向上します。(但し林内での使用時は、立木や地形の影響で精度が落ちることがあります。)
最近では、高性能GPS受信機のほか、ハンディGPS受信機でも使用出来るようになりました。
例えば、GERMIN eTrex シリーズ、Mobile Mappe シリーズなど
MSAS = 運輸多目的衛星用衛星航法補強システム(MSAS:MTSAT Satellite-based Augmentation System)
これは「ひまわり6号」と後継機「ひまわり7号」のことです。
詳しくは、こちらを参考にして下さい。
気象衛星としての役割とGPS補強システムとしての役割や航空機の運行管理の安全性向上に大きな役割を果たしています。
ひまわり6号の見かけの位置は、真南・仰角約50度(大阪)ですので、北側斜面や谷底では受信できない場合もあります。
話題のグーグル・アース(google-earth)で自分の山を見る
Google Earthは、インターネット上で世界中の地形を3次元で見られるソフトです。基本的には無料です。(有料の契約もあります。)
GISソフト「カシミール3D」で作りました、山林の境界データを簡単にGoogle Earthに送り、表示することが出来ます。
以下に表示例を掲載します。
(この山林はあくまでサンプルですので、実在の山林の境界ではありません。)
詳しくはこちらをクリックしてください。
